January 29, 2014

オーガニック食材

ここ数日、オーガニック食材の話題をよく見聞します。

まずは、オーガニックバナナの話。
スウェーデンでは、去年中旬からこの半年で、有機栽培されたバナナの売り上げが2倍にも増えたということ。普通のバナナの販売を中止し、有機もののみに変更したスーパーもあるほど。

というニュースが流れた後日、バナナに限らず、多くのスーパーでオーガニック商品の品切れが続いている。と、今朝ラジオで聞きました。
健康&環境大好き、そしてメディアに影響されやすいスウェーデン国民ならでは。
(あっ、きっとどこの国もそうかな。笑。)


バナナは、栽培過程において非常に多くの化学肥料や農薬が使用される食べ物の代表。私たちの元に届く時点でも、その農薬は皮にも果肉にもたくさん残っています。よく、普通バナナと有機栽培バナナは並んで店頭に置かれていますが、多少値段が高くても、迷わず後者を選んで欲しいと思います。

以前、「“賢く”食べよう。」でも書きましたが、オーガニック食材を選ぶことは、健康にも環境にも優しい食べ方に繋がります。
極力、オーガニックの選択肢を手に取りたいものです。


といっても、手間暇かけて生産されるオーガニック食材。
その分お値段も、高め…
お財布への負担が気になります。

そこで、「最低、これだけでもオーガニックに!!」 という6つの食品をお伝えします。

1.バナナ
2.ポテト
3.ブドウ
4.コーヒー
5.お肉
6.乳製品

1~4.は、残留農薬&化学肥料が原因。
5.のお肉は、自然に近い環境でのびのびと育った動物からの頂きものなので、上質。そして、道徳的。
6.の乳製品も、5.と同様に育てられた動物から作っているので、含まれる栄養分や脂質が、普通の乳製品と比べると優れています。また、ある調査によると、スウェーデン牛から製造されたオーガニック牛乳には、普通の牛乳に比べてΩ‐3が60%も多く含まれている、とのコト!! 値段も、オーガニックと普通の製品と、スウェーデンではたった2kr(約30円)ほどしか違いません。個人的な話、私は乳製品を真っ先にオーガニックのものに変えました。


体内に蓄積される食べ物は、体や心に良いものが一番!!
オーガニック食材だったり、Fair traid商品だったり。
でも、家計とのバランスを考えることも当然大切。

上に挙げた6つの食品は、スウェーデンの自然保護組合も提唱しているものです。
ご自分に合ったレベルから、是非、オーガニック食材をサポートしてみてください。

January 17, 2014

患者さんの気持ちになってみる。

30歳までにやること、の一つだった歯科矯正。
去年11月の話になりますが、とうとう矯正器がセットされ、リストにチェックが付きました。

歯の間に食べ物が引っかかることがよくあり、それが気になって食事中に口を大きく開けて会話ができない。
気持ち良く笑えないのはつまらない。
そう思って歯医者さんに診てもらったところ、歯のズレの関係で健康にも支障(頭痛 etc.)が出る、との診断が。
鶴の一声で、その場で矯正をスタート。


今では痛さをさほど感じないものの、初めて矯正器を付けた最初の1、2週目は噛むのが辛く、歯が折れるんじゃないかと思うほどでした。
なるほど、これが噂の…と。
ですが、ここで役に立ったのが、バイトでの経験。
病院や老人ホームからくる注文には、「やわらかい料理」というものがたくさんきます。その場合、例えばサラダは茹で人参かブロッコリー、炭水化物は茹でポテトかマッシュポテト、などと噛みやすさを考慮してパックします。
それを思い出して、私も献立選び。


自分自身が食に問題を持って初めて、患者さんや年配の方がどんな思いで食事をしているのか、正しい料理を送ることがどうして重要なのか、を、理解することができました。

相手の立場に立って考える、って大切です。

百色眼鏡

明けましておめでとうございます。
皆さま、楽しい年末年始を過ごせましたでしょうか。
お正月太り、いかがですか??

私も、年末年始は日本に一時帰国し、美味しいものをたくさん食べてきました♡
満足の“正月太り” :P
日本は美味しいものが本当にたくさん。色々な食材が手に入るって、素晴らしいことです。
そんな中でも、今回の思い出ナンバーワン、なのが、肉寿司!!
スウェーデンに移ってから、栄養学に興味を持ってから、極力お魚&お野菜料理を作るようにしている私にとっては、衝撃的。寿司、というからには、もちろん生。しかも、注文したのは初の馬肉!!
食べた感想は、シンプルに、「赤肉」!! :)))))))))))))))
でも、すごく面白い経験でした。グルメな友達がいてくれてラッキーです。


日本は、「食」だけでなく、全てが楽しい。
冬でも、朝になれば青空と太陽で目が覚める。ポカポカ陽気、それだけで外に出るのもルンルン。
(北国に住めば、この有難さを十二分に感じます。)
あちこち可愛いブティックが並び、ショッピングも毎回新鮮。
(スウェーデンは、100㍍おきに同じチェーンのお店が立っています。)
お正月の、あの厳かな感じは、やっぱり世界で一番。ピリッと姿勢を正されます。
去年完成した新歌舞伎座に初めて足を運び、両親と一緒に初春歌舞伎を鑑賞。芸術もキレイ。

そして、刺激的な友人たちに会えることは、1年の最も楽しみなことの一つ。
色々な分野でそれぞれ活躍している彼女たちと話しているとやる気をもらうし、キラキラしている女子力満載の姿を見るとお尻を叩かれます。人間としても女性としてもピシッとしなきゃ、って活を入れられる思い。
刺激を与えてくれる人は、家族であっても友人であっても、大切にしたいです。


そうこう、たっくさんの思いを胸にスウェーデンに戻ってきました。
爽やかな環境から、暗くて寒い国に逆戻り。大学もすぐ始まって、なんだか最初の1週間は心がポッカリ。
でも、そんな狭間で新年早々から色んなコトを考えました。既に決意がたくさん!!
今学期の授業も、昨日の最終課題発表で無事終わり、第2学期は晴れて修了です ;)
休む暇なく、来週から第3学期ですが、科目内容もどんどん専門的なものになってきて、楽しい。
ちゃんと“学ばなきゃ”ネ。


2014年、Happyなことがたくさん起こりますように。
私にとっても
皆さんにとっても。