August 3, 2013

アメリカ旅行から学んだこと

夏休みの2週間、友達を訪ねに彼とアメリカのChicago&Madisonに遊びに行ってきました。

アメリカには何度か行ったことがありますが、栄養学に興味を持ってからは初めて。
色んな意味で大きな国なアメリカは、栄養関係に於いても同じで、だから、アメリカの生の健康事情を学べることにはワクワクしていました。


といっても、正直、Negativeなイメージが前面。
肥満問題を調べたばかりだったこともあって、それが実際どんな具合なのか調べてこよう、という考えしかなかったのだと思います。

だからこそ、Chicagoに着いて、30℃を超える暑さの中たくさんの人がランニングしていることには初日からビックリ。
その時は、「スウェーデンでも日本でも走るのが流行っているなら、アメリカで流行っていて当然。」と、あまり深く考えませんでしたが。

アメリカの意外性に本気で不意を衝かれたのは、食事情に触れてから。
友達の彼女さんがSmoothieにはまっている、ということを聞いて、彼らの健康志向を嬉しく思っていたら、ChicagoでもMadisonでも、街の至る場所でSmoothie/Juice Barを目にしたのです。スーパーの一角にまでも。
しかも、このsmoothie、スウェーデンで一般のヨーグルトとベリーを混ぜたようなものだけじゃなく、いろんな野菜を使ったGreen smoothieがメイン。
一瞬、青汁が流行りだしたのかと思っちゃうほど緑なGreen smoothie/juiceは以前からよく耳にしていましたが、飲んだのは初めて。
ちなみに、最近はWheatgrass(イネ科の野菜)を使ったGreen smoothieが人気のようです。

また、ココナッツウォーター(栄養価が高い飲み物です)が友達カップルの家に常備されていことにも驚き。
スウェーデンでは見たこともなかったのに。
アメリカでは、最近気になっていたものが、二つもこんなに一般的になっていることに、感心しました。

そして、一番驚いたのは、Madisonにあったオーガニック食材専門店の多さ。
野菜も果物も、チーズもお肉も、ワインもパンもチップスも、見ているだけで楽しくなっちゃうくらい豊富な品揃え。
普通のスーパーに比べたら当然お値段高め。それでも、どのオーガニック店もお客さんでいっぱい。
オーガニック店以外でも、毎週土曜には街の中心広場でFarmer Marketが開かれ、新鮮な野菜果物やチーズ、ハム、お花などを買うことができました。
こんなにアメリカ人の意思が高かったなんて…
スウェーデンはオーガニック食材の国だと思っていたのに、見事に裏切られた感じです。
アメリカ人の友達が「スウェーデンはつまらない」といつも文句を言っていた気持に、納得。
(※このFarmer MarketはStockholmでも毎年夏~秋に開催されるので、今年は絶対に足を運びます!!)


でも、“意外!!” だと思ったこの驚き、よーく考えたら、当然のこと。
アメリカは、健康問題が深刻なのと同時に、最新の研究結果を一番発信している国ですもんね。
Big Sizeで比喩される食文化や、それが引き起こす問題などのマイナスな面ばかりに目がいっていたな、と気づきました。

とはいっても、私の “発見” にも、ちゃんと理由があるみたいです。
このイメージと現実のギャップにはアメリカ北部州・南部州の違いも関係しているらしく、北部には、平均的に健康意識の高い州が多く、南アメリカからの移民が多い南部は、低所得低学歴の要因もあり、肥満の人が圧倒的に多いそう。
私が滞在していたChicago、Madisonは北部にあるので、だから「あれ??」と思ったのかもしれません。


アメリカ、面白いですね。いつか勉強しに行けたらいいな!!
そして、この、社会背景が健康や食事に与える影響。
「社会栄養学」の分野に相当するのでしょうか。
一層興味が沸きました :))))

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