その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ
これは、茶道の教え「利休百首」の出だしであり、私の好きな言葉です。
「始める」という志こそが、上達するための秘訣。
お茶を始めて、1年が経ちました。
こんなにも、「もっと知りたい。もっと上手くなりたい。」と思うものが出来たのは、思い出せる範囲で初めて。
知れば知るほど、どんどん奥が深まっていき、その美しさに魅了されていきます。
今週末は、土日とお稽古でした。
土曜日は、私の先生宅で普段のお稽古。
そして今日は、私の先生を含め、先輩方のお稽古を初見学。
何も知らずに、ただ見学させて頂けるだけで嬉しくてお邪魔したところ、なんと「炉開き」という11月特有の茶事。
なんて貴重な体験 :)
初めての茶事。初めての炉開き。
初めてのことは、当然分からないことだらけ。
1年のお稽古の成果なんて、まだまだこれっぽっち。
それでも、茶道の全ての精神が心に響いて、もっともっと上に行きたい、と強く思いました。
お茶は茶道だけでは終わらなく、そこから芽生えた新しい興味。
お着物。
着物を綺麗に着てお茶を点てたい。
という気持ちから、着物で出かけられるようになりたい、という目標に。
せっかくスウェーデンに持ってきた着物たち。
大事に、でもちゃんと着てあげたい。
利休百首の言葉。
これは茶道だけでなく、何においても当てはまる言葉だと思います。
何事も、「始める」という気持ちがあれば、その道を進んでいくことが出来る。
この気持ち、何歳になっても持っていたいです。
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