November 22, 2015

向上心

その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ

これは、茶道の教え「利休百首」の出だしであり、私の好きな言葉です。
「始める」という志こそが、上達するための秘訣。


お茶を始めて、1年が経ちました。
こんなにも、「もっと知りたい。もっと上手くなりたい。」と思うものが出来たのは、思い出せる範囲で初めて。
知れば知るほど、どんどん奥が深まっていき、その美しさに魅了されていきます。

今週末は、土日とお稽古でした。
土曜日は、私の先生宅で普段のお稽古。
そして今日は、私の先生を含め、先輩方のお稽古を初見学。
何も知らずに、ただ見学させて頂けるだけで嬉しくてお邪魔したところ、なんと「炉開き」という11月特有の茶事。
なんて貴重な体験 :)

初めての茶事。初めての炉開き。
初めてのことは、当然分からないことだらけ。
1年のお稽古の成果なんて、まだまだこれっぽっち。
それでも、茶道の全ての精神が心に響いて、もっともっと上に行きたい、と強く思いました。


お茶は茶道だけでは終わらなく、そこから芽生えた新しい興味。
お着物。
着物を綺麗に着てお茶を点てたい。
という気持ちから、着物で出かけられるようになりたい、という目標に。
せっかくスウェーデンに持ってきた着物たち。
大事に、でもちゃんと着てあげたい。


利休百首の言葉。
これは茶道だけでなく、何においても当てはまる言葉だと思います。
何事も、「始める」という気持ちがあれば、その道を進んでいくことが出来る。

この気持ち、何歳になっても持っていたいです。

November 3, 2015

卒論テーマ 

日本で卒論を書いた時、もう二度と書きたくない、と思ったほど疲れた卒業論文。
それががこんなに楽しみになるなんて、思ってもみませんでした。
:))))))))))))
それもこれも、素敵なSupervisorの元で書けることになったおかげ。


そのSupervisorとは、以前、あるProjectに関われるかもしれない、と書いた時のProject leader。
Projectは、10月にカロリンスカ研究所で開催された、ヨーロッパ小児肥満議会に学生としてお手伝い参加する、というもの。でも、病院研修期間と被ってしまい、最後の最後で結局大学側から許可が出ずにボツに。
でも、その出会いが、こうして新たな道を築いてくれました。

彼女は、現在研究者として働きつつ、今年の秋から私の学科でも講師として勤務しています。
専門は、小児肥満。
スウェーデンにおける小児肥満の分野では、第一人者の一人。
すごくエネルギーに溢れていて、とてもとても魅力的な女性です。
上司にしたい人ランキングがあったら、絶対一番に挙げたいくらい、同性としても惹かれる。


そんな彼女が率いるチームのprojectの一部を、卒論という形で論文にさせてもらいます。
今日、第一回目の打ち合わせがあって、彼女の熱意に触れ、もうウットリ。
10週間ほどの学士論文なので、出来上りに限りはありますが、この3年間のprogramを締めくくるに相応しいものを書きたいと思います。

楽しもう。