September 19, 2013

Sensory analysis

バクテリアの勉強と並行して、一昨日から“Sensory analysis”の授業が始まりました。
日本語では「官能検査」と言うのでしょうか。
例えば、食品開発やコスメ開発をする際に、味や匂い、見た目や質などの特性を分析する検査です。
よく、新聞や雑誌に、似た商品を比較してどれがベスト/ワーストかを調べた記事が載っていますが、これもSensory analysisの一つ。


一昨日のイントロ講義では、先生からまずこんなカプセルが配られました。



まず鼻をつまんで中身を口に入れ、味を確かめた後、指を離す。
さて、どうなるでしょうか??

皆で一斉に鼻をつまんで、ペロッ。
ふむふむ、甘い。お砂糖だね。
ところが、指を離してみると…
なんと、シナモンの味が!!

面白ーい!!

私たちは普段、食べ物の味を舌で感じていると思っていますが、実は嗅覚も非常に大切。
匂いを感じないと、一部の味しか感じることができないのです。
鼻がつまっているときに食べ物の味をあまり感じられないのは、この原理ですね。


講義2回目の昨日は、早速実験も行いました。
自分たちが研究者側になって、簡単な食品分析に挑戦。
3人組のグループに分かれ、先生が用意した食材を各グループそれぞれが選び、開始。
私のグループはクッキーを選びました。

用意されていたのは、同じメーカーの3種類のクッキー。
値段で言えば、「高級/普通/安い」の3つです。
他のクラスメートがパネル(審査員団)となり、パネルにはどのクッキーがどれだか分からないようにお皿に並べ、どれが一番美味しいか、3つのクッキーを食べ比べてもらいました。

結果、ナンバーワンに選ばれたのは、断トツで一番安いクッキー :0
まさか、とは思っていたけど、本当にまさかになるとは。
でも、もし皆がパッケージを目にしていたら、きっと高級クッキーが選ばれていたのでは。
味覚には、視覚も関わってくる証拠ですね。


実は以前、同じ大学の博士号学生が取り組んでいるSensory analysisのパネルに立候補したことがあります。
結局、私と研究者側のスケジュールが合わなかったのと、恐らく、私のスウェーデン語の表現力不足(パネルになるには、その商品の特性を細かく表現できる能力が必要)のため、残念ながら選ばれませんでした。
でも、調べてみたら、いろんな会社でそういうパネルを募集しているみたい。
頻繁にチェックして、またそういう機会が見つかれば挑戦したいです。
研究や分析に携わるの、面白いですよね!!


 

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