March 15, 2013

Let's 禁煙!!

質問です。

皆さまの中でタバコが好きな方、いらっしゃいますか?

当てはまる方…
もしかすると、近い将来、タバコが法律違反になるかもしれませんよ!!



というのも、先日のこちらの新聞に、「2025年施行 タバコ違法案」というdebate記事が掲載されていたのです。

スウェーデンにある4つの肺ガンセンターによる提案で、2025年以降、タバコの輸入/配給/販売を全面禁止するように、と、スウェーデン政府に要求する旨。
ニュージーランドやフィンランドでは、既に同様の対策が施行されているようです。


スウェーデンでは、Snusという嗅ぎタバコが主流なこともあって、近年国民の喫煙率は低下の傾向にあります。ですが、それに相反して、若い女の子の喫煙者は増加しており、それが大きな起因の一つとなって、肺ガン発生率も高くなっているのです。
(スウェーデンでは、肺ガン患者の80%はタバコに由るもので、毎年約3500もの人が診断されています。)

タバコは、肺だけでなく、口腔、咽頭、食道、膀胱など、あらゆるガンを発生させてしまいます。善玉コレステロールも減少させ、肺疾患や心血管疾患を引き起こす、という、世界的に見ても高血圧に続く厄介モノなのです。


大のAntiーtobacco派の私は、この提案には大賛成。
でしたが、翌日の新聞には、政府からの却下の記事が載っていました。
その理由としては:
1. EU全体の平均喫煙率が28%なのに対して、スウェーデンは13%であること。
2. 法で禁止していなくても、現時点で国内の喫煙者は大幅に減っている。
3. 警察が喫煙違法者の調査&追跡に時間を割くのは適当でない。
というもの。
市民からも、「賛成出来る部分もあるが、個人の自由な選択権が損なわれる」という反応が目立ちました。



日本は、いまだに喫煙大国。
特に、喫煙席が当然のように用意されているレストランの多さは、先進国らしからぬものです。
タバコは、自分の健康だけでなく、周囲にも害を及ぼす不快で迷惑なものである。むしろ、副流煙を吸うpassive smokerの方が悪影響を受ける可能性があるのだ、という配慮を、もっと広めなくてはいけません。

小中学校の理科の授業で見た、あの黒い肺の模型。
うわーっと驚いた経験のある方も、多いかと思います。

いくら健康的に食べていても、いくら定期的に運動していても、タバコを吸っていては全く意味がありません。
結局スウェーデンでは「タバコ禁止案」は却下されてしまいましたが、提案者の意識とモチベーション自体は政府も大いに買っています。
喫煙者の方々は、タバコのもたらす影響を再度真面目に考えて、この機会に(もう一度??)、真剣に禁煙に取り組むことを強くお勧めします!!

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