March 7, 2013

妊娠さんへ

今年1月に生まれた、初の甥っ子。
去年姉からオメデタの連絡が来て以来、叔母バカです♡

そんな甥っ子がすくすく成長するのに必要なのが、もちろん「良質な食事と睡眠」!!
何を食べさせたら良いのか。
何を食べさせてはいけないのか。
何に気を付ければ良いのか。
可愛い甥っ子と初出産で不安だらけであろう姉の為に少しでもなればと、授業で習ったことを簡単にまとめて先日メールしました :-D


とは言っても、結局は「生後6ヶ月まではとにかく母乳が大事!!」の一言でまとめられるので、今日は代わりに妊婦さんの食事について少しお話したいと思います。


大まかには “5つの食事アドバイス” と同じですが、妊婦さんに特有なのが、まずは皆さまもご存知の“アルコール”。
胎児は、私たちが思っている以上にアルコールに敏感です。母親の妊娠中の飲酒が原因で診察に来る子ども(患者さん)の話を時たま彼からも聞きますが、妊娠時のアルコールは罪のない子どもに様々な障害をもたらしてしまいます。
少しくらいなら…という考えは捨てて下さい!

次に、妊娠中、特に注意して摂取したい栄養素。
それは、ビタミンD、Ω‐3、葉酸(ビタミンBの一つ)、鉄分そしてヨードです。
※ビタミンDとヨードについては、それぞれ “ビタミンD” “減塩” を参考にしてください。

葉酸については、以前から、「二分脊椎症(先天的障害の一つ)の発症リスクを減らす」ことは知られていました。
それに加え、先月、ノルウェーの国民健康機構が、「自閉症のリスク低減にも貢献する」という研究結果を発表。言語発達においても好影響があることは既に分かっていますが、葉酸は脳の発育に欠かせない大切なビタミンであることが更に証明されています。

スウェーデンでは、妊娠の可能性がある女性は「妊娠が疑われた時点から妊娠12週目までの間、毎日400μgの葉酸を摂取する」ことが推奨されています。
実際は、それだけの量を食事だけで取り入れるのは難しいので、サプリメントで補うなど工夫をして下さい。


心強いお母さんが身近にいないスウェーデンにお住まいの妊婦さんは、 Livsmedelsverket のサイトがお勧めです。
いろんな情報が載っていますよ ;-)


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